静岡県の大井川にかかる木造の橋「蓬莱橋」と牧之原台地に広がる茶畑を訪ねてサイクリングしてきました。
越すに越されぬ大井川
江戸幕府が西方の大名を警戒して橋を架けることを禁止したため、川越人足にかついでもらって渡るしか手段がなかった大井川。今では立派な橋がいくつもあります。
大井川橋は昭和3年に建設された橋で、今は歩道が車道とは別にかけてあるので非常に渡りやすくなっています。
島田方面から大井川を渡るとほどなくして金谷宿に到着。近くにJR東海道線の金谷駅があって乗り換え接続で大井川鐵道の新金谷駅へ行けるようになっているのですが列車を眺めていると時間が過ぎていきそうなので今回はスルーして牧之原台地へ続く坂道を登りはじめました。これが斜度が結構あってキツかった・・・。
息も絶え絶えになりながら登り切ると富士山が・・・見えない。この日は残念ながら雲におおわれていて茶畑と大井川と富士山の組み合わせは見ることができませんでした。残念。しばらくこの風景を眺めていて、大井川とこの牧之原台地が駿河国と遠江国を分かつ国境に文字通りなっているなぁと感じました。そういえば掛川市は遠鉄バスで、島田市は静鉄バスが走っているような・・・。
お茶畑を走っていると台地なので当たり前なのですが平坦な道が続きます。大井川でスパッと国境が切れるのは地形的に分かりやすいですね。蓬莱橋へと下る道はグラベルというより舗装された道が再び自然に帰りつつある感じの箇所が一部あるので気をつけながら降りていきました。蓬莱橋を訪れるのは初めてで、たしかに凄い長いです。江戸幕府から明治政府に政権は移り、牧之原台地を茶畑として開拓した人々のためにかけられた橋だそうです。
今回は短めのサイクリングでしたが、橋や川越遺跡をプラプラと歩いたりしてノンビリと楽しむことができました。
また遊びにいきたい。
今回は島田市のサイト・サイクルツーリズム「RIDE Oigawa」
に掲載されているコース1/島田・金谷「川越ライド」を走りました。分かりやすい地図で駐車場もあるので凄く便利です。奥大井の湖上駅も見に行きたいし、大井川鐵道のシブい列車も見てみたいので、また時間を作って遊びにいこうと思います。