昨日はテレビの前で久しぶりに興奮しました。
ジロ・デ・イタリア第5ステージはノバーラからノービ・リーグレまでの168kmを走ります。
序盤の駆け引きのあと新城選手が単独で飛び出し、3人の選手が合流して逃げを形成しました。その後新城選手の懸命な引きにより集団とのタイム差は埋まらず逃げ集団が逃げ切ることができそうな気配に。しかしHTCやチームスカイの猛烈な追い上げもあり、ギリギリのところで追いつかれそうになるか・・・と思いきや、新城選手のアタックでラスト数百メートルを追いつかれないまま逃げ「ひょっとして新城優勝?」と誰もが思ったのですが、新城選手のアタックに便乗したクイックステップのピノーがかわしステージ優勝。新城選手は惜しくも3位となりました。
もしアタックをかけていなかったら集団に飲み込まれていたでしょう。あともう一歩のところでステージ優勝を逃したわけですが、それでも凄いことをやってくれたと感動しています。
翌日のイタリアスポーツ紙「ガゼッタ・デル・スポルト」では新城の逃げについても記事を掲載。
記事のコメント欄には
「La sua azione coraggiosa meritava maggior fortuna.
Ma il primo successo per un corridore del Sol Levante è solo rimandato… 」
(彼の勇気ある行動はこれからのチャンスに値する。しかし日出づる国の選手にとって初めての成功である)とも書かれていて、期待の声が現地でも出ていることを実感しました。
フランスのスポーツ紙「レキップ」ではピノーが「アラシロは強かった。でもスプリントをかけるのが少し早すぎた。」とコメント。ムカッときましたね。「お前らが引かなかったからじゃね?」と声を大きくして言いたい。まぁブイグテレコムのサイトでは「アラシロは犠牲となったのだ・・・」と書かれていて新城選手を褒め称えてました。監督も「あそこで仕掛けなかったら吸収されていただろう。彼はやるべきことをやったのだ。」と擁護。
そうだよね!新城がんばったよね!
八重山日報では新城家の大騒ぎしている画像が掲載されていて、僕も思わず一緒に泡盛飲みながら応援したくなってしまいました。